- 1.「臨床倫理」の基本方針
- 「臨床倫理」は、日本臨床倫理学会の機関誌として、臨床倫理学と臨床倫理の実践の発展に寄与することを目的とし、原著論文、資料論文、実践・事例報告、論壇、その他の論考や論説を受け付ける。
- 2.投稿資格
- 論文投稿者(筆頭著者および責任著者)は、日本臨床倫理学会会員に限る。ただし、当学会が投稿を依頼した論文については、この限りではない。
- 3.投稿・掲載区分
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- 1)原著論文
- 仮説検証型の論文であるか、あるいは記述分析型の論文であっても新しい理論的知見を得ようとする論文、もしくは未確認の事実を確認しようとする論文である必要がある。したがって、原著論文であれば、当該領域における先行研究についての論及が欠かせず、さらに先行研究と比較してどのような結果が得られたのかという考察が必要になる。
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- 2)資料論文
- 当該領域の研究や実践活動に寄与する情報を提供するものである。資料論文にもある程度の先行研究に対する論及は必要であるが、調査内容によっては、調査資料の公開ということ自体に重要な価値がある場合も考えられる。
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- 3)実践・事例報告
- 個人、集団、地域の事例の検討で一般化は難しいが検討に値する結果が認められるような研究、あるいは1施設における新しい試み(実践)についての報告などが含まれる。すなわち「実践・事例報告」は「やや劣る原著論文」ではない。実践・事例から得られた結果をもとにさらに研究を進め、新しい理論的知見が得られる、あるいは未確認の事実が確認された場合に、先行研究を踏まえた考察がなされれば、それは原著論文になりうる。
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- 4)論壇
- 臨床倫理学や臨床倫理の実践に関する論考や論説であって、原著論文、資料論文、実践・事例報告のいずれにも該当しないもの。
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- 5)その他
- 編集委員会の判断で、投稿された原稿や学会が依頼した原稿を、特集や報告等として掲載することがある。
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- 4.論文の採否
- 論文の採否は編集委員会が決定する。原著論文、資料論文、実践・事例報告については、査読を行う。なお、査読後の改訂稿の投稿は、編集委員会が査読結果を発送してから原則として1ヶ月以内とする。3ヶ月を経過した論文は取り下げとして取り扱う。
- 5.執筆要領
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- 1)原稿はMicrosoft Wordで標準的なフォントを用いて横書きで作成し、書式設定はA4版縦向き(1頁40字×30行)とする。
- 2)日本語での投稿を原則とするが、英語での投稿も可とする。原著と資料論文は16,000字(英語の場合は8,000語)以内、それ以外は12,000字(英語の場合は6,000語)以内を原則とする。原稿字数には引用文献と図・表を含み、1つの図・表あたり原則として400 字(英文の場合は200 単語)と換算する。和文抄録は400字以内、英文抄録は200語以内、キーワードはそれぞれ5語以内とする。
- 3)原稿は、新かなづかい、常用漢字を使用する。外国の地名・人名・物件名などは、原語のまま用いることを原則とするが、日本語化しているものについてはカタカナで表記する。略語を使用する際は、初出箇所に正式名を記載し、カッコ内にその略語を挿入する。度量衡の単位は、国際単位系に準拠する。
- 4)1枚目に表題、投稿区分、責任著者の氏名、所属、連絡先(住所、電話番号、電子メール)、共著者の氏名、電子メールを記載する。2枚目に、①表題(英文表題併記)、②著者名(ローマ字併記、連名の場合は全員)、③本誌に掲載する所属(英文表記併記)、④本誌に掲載する住所を記載する。3枚目に、無記名で、⑤和文表題、⑥和文抄録、⑦和文キーワードを記載する。4枚目に、無記名で、⑧英文表題、⑨英文抄録、⑩英文キーワードを記載する。5枚目から、⑪本文、⑫引用文献、⑬図、表、写真とする。
- 5)実践・事例報告では英文抄録・英文キーワードを、論壇では和文抄録と英文抄録・英文キーワードを省略することができる。
- 6)本文には必ず、フッター中央部に頁番号を付記し。ページごとに左欄に行番号を入れること。
- 7)図表は、Microsoft Power Pointファイル、JPEG形式、TIFF形式の電子ファイルで提出すること。表は、Microsoft Excelファイルでも差し支えない。原色刷りを希望する場合には、カラー印刷代は投稿者の実費負担となる。
- 8)掲載決定後の著者による校正は、初校のみとなる。
- 9)本誌に掲載された論文の著作権は、日本臨床倫理学会に帰属する。掲載論文については、掲載誌1部を進呈する。別刷りを希望する場合は、50部単位で実費作製するので、校正の際に申し込むこと。
- 10)脚注は原則として認めない。
- 11)文献の記載は引用文献のみとし、日本語、外国語を問わず引用順に番号をつけて記載する。また、本文中の引用箇所に肩番号を付する。文献の表記については、次のとおりに記述する。
- ①雑誌の表記にあたっては以下のとおりとするが、通巻頁を用いている雑誌では号数の記載は必須ではない。
著者名(4名以上の場合は3名まで記載し、その他は”ほか”あるいは”et al.”とする):表題;副題.雑誌名、巻(号):頁-頁(発行西暦年).雑誌名は、正式名を記入してください。
(例)1)日本太郎:在宅痴呆性老人のケア.老年社会科学、14(2):25-32(1992).
2)Nihon T, Tokyo J, Minato S, et al.:The measurement of life satisfaction. Japanese Journal of Gerontology, 14
(2):12-20(1992). - ②単行本の場合
- (ア)著者名:書名.版数、頁-頁、発行所、発行地(発行西暦年).
(例)1)日本太郎:老人の睡眠と健康.第2 版、15-26、へるす出版、東京(1992).
2)Nihon T:Aging and cognitive processes. 2nd ed., 15-26,Herusu Shuppan, Co. Inc., Tokyo(1992). - (イ)著者名:論文名.(編者名)シリーズ・叢書名巻数;各巻書名、頁-頁、発行所、発行地(発行西暦年).
(例)1)日本太郎:人口高齢化に伴う社会的・経済的変化.(赤坂二郎、港三郎編)老年医学全集第7 巻;老年社会科学、235-284、 へるす出版、東京(1992).
2)Nihon T:Quality of life in older persons. In The hand-book of geriatric medicine, eds. by Akasaka J, Minato S, Vol.7, Gerontopsychiatry, 235-284, Herusu Shuppan, Co. Inc., Tokyo(1992).
- (ア)著者名:書名.版数、頁-頁、発行所、発行地(発行西暦年).
- ③電子メディア情報の場合著者名:当該情報のタイトル(URL、アクセス年月日)(公表年または最新の更新年).
(例)内閣府大臣官房政府広報室:平成15 年度高齢者介護に関する世論調査(http://www8.cao.go.jp/survey/h15/h15-kourei/index.html, 2004.12.11)(2003).
- ①雑誌の表記にあたっては以下のとおりとするが、通巻頁を用いている雑誌では号数の記載は必須ではない。
- 12)図(写真)、表は説明を付け、挿入箇所を原稿に指示する。図表タイトルおよび説明等は、以下の順とする。出典は、版権等の関係からオリジナルの場合を除き必ず明記すること。
- ①図の場合図版の下に、図の注、図の説明、出典、その下に図タイトル
- ②表の場合表タイトルの下に、表本体、表の注、説明、出典
- 6.倫理的配慮と利益相反
- 人を対象とする研究の場合は、受けた倫理審査の手続き、承認を与えた倫理委員会の名称、承認番号等を記載する。また、記述においてプライバシー侵害がなされないように細心の注意を払うこと。論文の作成と掲載は、ICMJE(International Committee of Medical Journal Editors)のガイドラインに準拠する。著者は、二重投稿や著作権侵害など、出版倫理に反してはならない。すべての著者はICMJEのオーサーシップのクライテリアに則り、研究実施と論文作成に一定の役割を果たし、論文を最終的に承認する必要がある。また、すべての著者は、論文に疑義が生じた場合には、責任をもって対応しなればならない。オーサーシップを満たさないが研究に貢献があった者は、謝辞に適切に記載すること。研究費の助成を受けた場合は適切に記載する。また、利益相反(COI: Conflict of interest)については、「日本医学会COI管理ガイドライン」に準拠して開示すること。
- 7.投稿論文提出先
- 投稿論文は、下記へ電子メール添付にて送付する。その際、共著者全員を必ずCCに入れること。ファイルサイズは10MB以下とする。編集部で受信後、3営業日以内に受領メールを返信するので、返信が届かない場合は、必ず下記へ連絡すること。
もし電子メールによる投稿が困難な場合は、論文投稿を承認する共著者全員の自署の記されたカバーレター1部、原稿1部および投稿原稿を収載したコンパクトディスク(CD)あるいはUSB メモリーなどの電子媒体をレターパックなどの郵送記録が残る方法で送付すること。
「臨床倫理」編集委員会事務局
電子メール:jce_edit@herusu-shuppan.co.jp
住所:〒164-0001 東京都中野区中野2-2-3 (株)へるす出版内
Tel:03-3384-8155
Fax:03-3383-1584